meguri巡 中医学研究室
体質別養生

肌荒れ・アトピーを中医学で考える。肌トラブルと内臓の関係

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「同じ化粧品を使っても友人は肌がきれいなのに、自分は荒れる」「アトピーの薬を使えば治まるけどまた再発する」……。

肌荒れやアトピーが繰り返す背景には、体の内側の状態が深く関わっています。中医学では肌を「体の内側の状態を映す鏡」として捉えます。

肌と臓腑の関係

中医学では肌の状態に関わる臓腑は主に3つです。

肺(はい)

「肺は皮毛を主る」という言葉があります。肺の機能が充実すると皮膚は潤いを持ち、外邪(ウイルス・細菌・アレルゲン)から守られます。肺が弱ると皮膚の防御力が落ち、乾燥・かゆみ・アレルギーが出やすくなります。

脾(ひ)

脾(胃腸)は血を作り出す源です。脾が弱ると血が不足し、肌に栄養が届かなくなります。また脾が弱ると体に湿が溜まり、炎症・湿疹・ニキビの原因になります。

血(けつ)

肌の潤いと栄養は血によって届けられます。血が不足(血虚)すると乾燥・かゆみが出やすくなります。

肌トラブルのタイプ別特徴

乾燥タイプ(血虚・陰虚)

肌の水分・油分が不足し、かゆみが出やすい。全身的に乾燥傾向がある。アトピーの方の多くがこのタイプを含みます。

炎症・湿疹タイプ(湿熱・脾虚)

じくじくした湿疹、赤み、かゆみが強い。湿気の多い季節や食べすぎで悪化しやすい。

アレルギータイプ(肺気虚)

外からの刺激に過敏。花粉症・食物アレルギーを伴うことが多い。

肌を整える食材

潤いを補う(乾燥タイプ)

白きくらげ(銀耳)

肺の陰を補い、肌を内側から潤します。白きくらげスープがおすすめ。

豆腐・豆乳

体を潤し、炎症を落ち着かせます。

山芋(やまいも)

肺と脾を同時に補い、肌荒れ改善に。

はちみつ(少量)

肺と脾を潤します。温かいお湯に少量溶かして。

炎症・湿疹を改善する(炎症タイプ)

はと麦(ヨクイニン)

体の余分な湿と熱を排出し、ニキビ・湿疹の改善に効果的。

緑豆(りょくとう)

解毒・解熱作用があり、皮膚の炎症を鎮めます。

れんこん

炎症を抑え、肺を補います。

控えたいもの

  • 辛いもの・揚げ物(炎症を悪化させる)
  • アルコール(湿熱を生む)
  • 甘いもの・乳製品の過剰摂取(湿を生む)
  • 生もの・冷たいもの(脾を冷やす)
  • 肌トラブルを悪化させる習慣

    睡眠不足

    肌の再生は夜間に行われます。睡眠不足は肌荒れを悪化させる最大の要因です。

    ストレスの蓄積

    ストレスは気滞を引き起こし、血の流れを悪くして肌への栄養供給を妨げます。

    過剰なスキンケア

    外側からのケアが皮膚のバリア機能を傷つけていることもあります。

    まとめ

    肌荒れ・アトピーは「外側の問題」ではなく、体の内側の状態が肌に現れているサインです。

    今日からできること:

    1. はと麦茶を毎日の飲み物に(ニキビ・湿疹タイプ)/ 白きくらげスープを週2回(乾燥タイプ)

    2. 睡眠時間を削らない

    3. 甘いもの・揚げ物を1週間控えてみる

    内側から整えることで、繰り返す肌トラブルの根本原因に対処できます。