冷え・立ちくらみ・めまいの原因「血虚」と、血を補う養生法
「いつも手足が冷たい」「立ち上がると頭がくらくらする」「爪が薄くて割れやすい」「髪の毛が細くなってきた」「顔色がいつも白い」……。
これらは中医学でいう「血虚(けっきょ)」体質のサインです。
「血(けつ)」の役割
中医学の「血」は、体の各組織に栄養と潤いを届ける物質です。血が全身を巡ることで、皮膚・髪・目・筋肉・脳などが正常に機能します。
血虚とは、この血の量が不足している状態。血が届かなくなった組織は、栄養不足・乾燥・機能低下を起こします。
血虚のサイン
外見のサイン:
症状のサイン:
血虚になりやすい原因
血を補う食材
積極的に取り入れたいもの
なつめ(大棗)
血虚改善の代表食材。脾を補い、血を作る力を高めます。毎日3〜5粒を目安に。
レバー(鶏・豚・牛)
血を強力に補います。週2〜3回を目安に食べると効果的。
ほうれん草
血を補い、肝血を養います。加熱してしっかり食べましょう。
黒きくらげ
血を補い、血の流れも良くします。炒め物・スープに。
龍眼肉(りゅうがんにく)
心と脾を補い、血を養います。不眠・動悸がある血虚の方に特におすすめ。
人参(にんじん)
脾を補い、血を作る力を高めます。加熱してよく食べましょう。
牡蠣(カキ)
肝腎を補い、血を養います。
食べ合わせのポイント
血虚の方は、ビタミンCと一緒に鉄分を摂ると吸収率が上がります(ほうれん草+レモン、レバー+ピーマンなど)。
血虚改善の生活習慣
睡眠を最優先にする
夜23時〜3時は肝が血を補充する時間帯とされています。この時間帯に就寝することが血虚改善の最重要事項です。
目を使いすぎない
中医学では「肝血は目に注がれる」とされています。スマートフォン・パソコンの使いすぎは肝血を消耗します。意識的に目を休める時間を作りましょう。
極端なダイエットをしない
血の材料は食べ物から作られます。極端な食事制限は血虚を悪化させます。
月経中・産後は特に注意
月経や出産で血を失った後は、血虚が悪化しやすい時期です。この時期は特に血を補う食材を積極的に取り入れましょう。
まとめ
冷え・立ちくらみ・爪の割れ・顔色の悪さは、血虚のサインかもしれません。
今日からできること:
1. なつめを毎日3〜5粒食べる習慣をつける
2. 週2〜3回レバーまたはほうれん草を食べる
3. 23時前に就寝し、肝血の補充時間を確保する