meguri巡 中医学研究室
体質別養生

冷え・立ちくらみ・めまいの原因「血虚」と、血を補う養生法

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「いつも手足が冷たい」「立ち上がると頭がくらくらする」「爪が薄くて割れやすい」「髪の毛が細くなってきた」「顔色がいつも白い」……。

これらは中医学でいう「血虚(けっきょ)」体質のサインです。

「血(けつ)」の役割

中医学の「血」は、体の各組織に栄養と潤いを届ける物質です。血が全身を巡ることで、皮膚・髪・目・筋肉・脳などが正常に機能します。

血虚とは、この血の量が不足している状態。血が届かなくなった組織は、栄養不足・乾燥・機能低下を起こします。

血虚のサイン

外見のサイン:

  • 顔色が青白い、血色がない
  • 唇・歯茎が薄い色
  • 爪が薄く、割れやすい
  • 髪が細く、抜けやすい
  • 皮膚の乾燥・かさつき
  • 症状のサイン:

  • 立ちくらみ・めまい(特に起立時)
  • 目がかすむ、視力が落ちた気がする
  • 手足の冷え(特に先端)
  • 筋肉のひきつり・けいれん
  • 不眠・夢をよく見る
  • 生理量が少ない、色が薄い
  • 血虚になりやすい原因

  • 過度なダイエット・食事制限 → 血を作る材料が不足する
  • 睡眠不足・夜更かし → 肝が血を蓄える機能が低下する(肝は夜に血を補充する)
  • 慢性疾患・失血 → 血が消耗される
  • 過労・消耗の激しい生活 → 気が弱ると血を生む力も低下する
  • 胃腸の弱さ → 血は脾(胃腸)が食べ物から作り出すため、胃腸が弱いと血が不足しやすい
  • 血を補う食材

    積極的に取り入れたいもの

    なつめ(大棗)

    血虚改善の代表食材。脾を補い、血を作る力を高めます。毎日3〜5粒を目安に。

    レバー(鶏・豚・牛)

    血を強力に補います。週2〜3回を目安に食べると効果的。

    ほうれん草

    血を補い、肝血を養います。加熱してしっかり食べましょう。

    黒きくらげ

    血を補い、血の流れも良くします。炒め物・スープに。

    龍眼肉(りゅうがんにく)

    心と脾を補い、血を養います。不眠・動悸がある血虚の方に特におすすめ。

    人参(にんじん)

    脾を補い、血を作る力を高めます。加熱してよく食べましょう。

    牡蠣(カキ)

    肝腎を補い、血を養います。

    食べ合わせのポイント

    血虚の方は、ビタミンCと一緒に鉄分を摂ると吸収率が上がります(ほうれん草+レモン、レバー+ピーマンなど)。

    血虚改善の生活習慣

    睡眠を最優先にする

    夜23時〜3時は肝が血を補充する時間帯とされています。この時間帯に就寝することが血虚改善の最重要事項です。

    目を使いすぎない

    中医学では「肝血は目に注がれる」とされています。スマートフォン・パソコンの使いすぎは肝血を消耗します。意識的に目を休める時間を作りましょう。

    極端なダイエットをしない

    血の材料は食べ物から作られます。極端な食事制限は血虚を悪化させます。

    月経中・産後は特に注意

    月経や出産で血を失った後は、血虚が悪化しやすい時期です。この時期は特に血を補う食材を積極的に取り入れましょう。

    まとめ

    冷え・立ちくらみ・爪の割れ・顔色の悪さは、血虚のサインかもしれません。

    今日からできること:

    1. なつめを毎日3〜5粒食べる習慣をつける

    2. 週2〜3回レバーまたはほうれん草を食べる

    3. 23時前に就寝し、肝血の補充時間を確保する