meguri巡 中医学研究室
季節の養生

紫外線ダメージと肌トラブルを中医学で防ぐ。夏前の肌養生

☀️

夏に向けて日差しが強くなる季節。外からの紫外線対策はもちろん大切ですが、中医学では「体の内側の状態」が肌のUVダメージの受けやすさを大きく左右すると考えます。

中医学から見た紫外線ダメージ

中医学では、強い日光(暑邪・火邪)が体に入ると、体の陰(潤い)を消耗し、熱が生まれると考えます。

この熱が肌に留まると:

  • 炎症(赤み・かゆみ)
  • 色素沈着(シミ)
  • 乾燥・ごわつき
  • として現れます。

    また、紫外線ダメージは蓄積すると「瘀血(血の滞り)」を引き起こし、慢性的なくすみやシミの悪化につながります。

    UVダメージを受けやすい体質

    陰虚体質(体の潤いが少ない)

    陰が少ないと、紫外線の熱に対して体が対抗しにくくなります。日焼けしやすく、炎症が治まりにくい傾向があります。

    瘀血体質(血の流れが滞っている)

    もともと血の流れが悪い方は、紫外線ダメージによる色素沈着が残りやすく、シミになりやすい体質です。

    紫外線対策の「内側から」の食材

    体の熱を冷まし、潤いを補う食材

    トマト

    体の熱を冷まし、陰を補います。西洋医学的にもリコピンが紫外線ダメージを軽減することで知られています。

    きゅうり

    体の余分な熱を冷まし、水分を補います。サラダや浅漬けで手軽に。

    緑豆(りょくとう)・もやし

    解毒・解熱作用があります。夏場のスープに取り入れると良い。

    梨(なし)・スイカ

    体を潤し、熱を冷ます夏の果物。水分補給を兼ねて。

    シミ・瘀血に対処する食材

    クコの実(枸杞子)

    肝腎を補い、肌の栄養を高めます。毎日のお茶やスムージーに。

    山芋(やまいも)

    肺・脾・腎を補い、肌の潤いと再生を助けます。

    黒ごま・黒豆

    腎を補い、シミ・くすみの改善に。

    玫瑰花(ローズ)

    気血の巡りを良くし、シミ・くすみの予防に効果的。ローズティーとして毎日飲むのが手軽。

    日焼け後のケア(内側から)

    日焼けしてしまった後は、体に溜まった熱を冷ます食材を積極的に取り入れましょう。

  • 緑豆スープ(解熱・解毒)
  • キュウリや冬瓜のスープ(体を冷ます・水分補給)
  • 温かいはと麦茶(水分代謝を整える)
  • アイスクリームや冷たい飲み物で「外から冷やす」のではなく、加熱した食材で「内側から熱を冷ます」のがポイントです。

    まとめ

    紫外線ダメージへの対策は、日焼け止めなどの外側のケアだけでなく、体の内側の状態を整えることも重要です。

    今日からできること:

    1. トマト・きゅうり・クコの実を毎日の食事に取り入れる

    2. ローズティーを日常のお茶に

    3. 睡眠を確保し、陰(潤い)を消耗しない生活を

    肌は体の内側の状態を反映します。食事から整えることで、紫外線ダメージに強い体づくりができます。